迷いや不安は痛みのもと
注射が苦手と感じている看護師は、注射をする時におどおどとしてしまう人もいるようです。患者さんを痛がらせてしまったらどうしようと考えれば考えるほど、不安は大きくなることでしょう。本人に悪気はなくても、注射を失敗してしまうのは患者さんにとって迷惑な話です。患者さんに痛みを与えずに注射するには、どのようなコツがあるのでしょうか。みなさんも、注射を打たれた経験があると思います。注射をする看護師によっても注射を打つ場所によっても、痛みがあったりなかったりしますよね。痛みのある注射と、痛みのない注射の違いがあるのは不思議です。ベテランの看護師は、注射をする時に迷いや不安はあまりありません。そのため、注射の針を刺す時は、迷いなく刺すことができます。針を抜く時も、スムーズに抜くことができているのです。しかし、不安や自信がない看護師の場合は、何をするにもそろそろとした動きになってしまいます。注射を刺す時や抜く時にゆっくりと動かしてしまえば、当然痛みも出やすくなるでしょう。そのような状態を見ている患者さんは不安を感じ、筋肉も緊張状態になってしまうのです。そうなれば、いつも以上に痛みを感じやすくなります。ベテランの看護師は患者さんと話している間にサッと注射を刺し、気が付いたら注射が終わっていたと感じるほど手早くこなしています。もちろん、そのようなベテランの看護師も、注射に不安を感じる時期を経ているわけです。注射が苦手な看護師も、経験を積むことでスムーズな注射ができるようになるでしょう。注射の痛みというのは、状態や状況・打つ人によっても変わってきます。自信を持って注射をすれば、患者さんに安心感を与えることができるのです。
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